Test2

blog 08

先日訪れた美術館では、作品そのものよりも「時間の流れ」を強く意識させられました。たとえば、17世紀の絵画を前に立つと、当時の人々の気配まで感じられるような気がします。絵の具のひび割れや額縁の細工には、長い年月を超えて残ってきた物語が刻まれていました。一方、現代アートの展示室では、数年前に生み出された感情や思想が、まるで今この瞬間に生まれたばかりのように新鮮に響いてきました。同じ美術館の中で、数百年の時を超えた表現に触れられることが大きな魅力だと思います。作品を鑑賞していると、自分自身もまた時の流れの中で生きていることを実感します。美術館は、過去と現在をつなぎ、未来へと想像を広げてくれる場所なのです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA